目黒駅からすぐに位置し「和創作 太」や「酒場シナトラ」などの佳店が集結する「サンフェリスタビル1階に店を構える「TRUNK」。お料理はイタリアンとビストロが同居したようなラインナップです。ワインも同様でイタリア産のものが中心的ではありますが、その他の産地もそれなりに取り扱っているので「シャブリを飲んだ後にバローロを飲みたい」なんてリクエストがあがった時には重宝しそう。
店内はカウンターにテーブル、さらには店外にも数席あり敷地を目一杯活用し全部で20席ちょいくらい。我々は日曜の20時前にお邪魔したのですがほぼ満席。平日はどんな具合かわかりませんが予約していないともしかしたら満席なんてことも稀にあるかも。
ワインはグラス700円〜、ボトル3,000円〜と立地を考えると非常に良心的。しかしながら当店はワインリストがなくソムリエと相談するスタイル。ソムリエが1人しか居ないのかピーク時は忙しそうでなかなか捕まらない。
そのためほかのスタッフが対応してくれたのですがたまたまかその方の説明が抽象的。産地や品種を伝えてくれれば味わの想像がしやすいものの「飲みやすいオレンジワイン」といった個人的な感想を述べるタイプでありやや困惑。このあたりのコミュニケーションスタイルの良し悪しは人を選ぶかも知れません。2杯目以降ソムリエに対応していただいた時は明快な説明だったので、こうしたスタッフによって説明のクオリティにばらつきが出てしまうくらいならワインリストを作成した方がいいのではないでしょうか。サーヴィスの偏りが軽減されるし、どのゲストが公平にワインを楽しめる気がします。てか、何より値段が明記してあるのって消費者的には安心。
オーストリアの白。皮も漬け込んでいるタイプなのかオレンジがかった外観で果実の丸みやふくよかさと穏やかな酸味を感じました。
自家製スモークサーモンのマリネ。サーモンは私の好きな食材の一つでもあるのですが、サーモンよりもアボカドやタマネギなどの野菜が主体的。味わい自体はいいもののもっとサーモンが入っているのかと想像していたためなんだか空振りさせられた気分。まぁ一皿800円なので文句は言えまい。
ポルペッティーニのトマト煮込み。これはいいですねー。ポルペッティーニとはイタリアで肉団子のことを言うのですが、ピンポン玉サイズの塊でゴロゴロと入っています。ワインにぴったしのつまみ。
赤ワインはボジョレー。自然派ワインの父と呼ばれる故マルセルラピエールとその妻マリー氏、さらには友人のシャヌデ氏が共同で立ち上げたワイナリーです。
以上、それぞれ2杯ほど飲みお会計はお会計はひとり4,000円弱。時間をずらせばそこまで待つことなく入店できそれでいて12時以降も営業しており使い勝手がいい。若手社員が気になる会社の先輩をサラッと当店にお連れしたら株が上がりそう。カジュアルなデートや遅い時間の飲み直しにどうぞ。
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