REI Chinese Restaurant/代々木上原

中華

 

代々木上原と代々木八幡のちょうど中間あたりガラス張り店内スケスケのエクステリアが目印のChinese Restaurant。2020年に開業しミシュランビブグルマンにも選出されています。

オーナーシェフの高島泰弘氏は専門学校卒業後、京王プラザホテル「南園」で広東料理の道に進む。その後世田谷「火龍園」にてさらに広東料理に磨きをかけ、さらにはグランドハイアット東京「チャイナルーム」にて点心まで学んだという経歴の持ち主です。

店内は壁に沿ったカウンター数席のほかテーブル席が6つほどとちょうど良いサイズ感。

この日はランチで伺ったのですが、開店と同時に8割近く埋まる人気っぷり。確実に訪れたい場合は予約するのがベターかもしれません。

ランチメニューは5種類ほどでそのどれにもご飯とスープ、ザーサイ、デザートがついてきます。

私は当店の名物らしいよだれ鶏を連れは麻婆豆腐をそれぞれチョイスし、追加料金を支払い点心も頂くことに。

アルコールを控えようかと思っていたのですが、周りのゲストにつられて生ビール。1杯800円とランチビールにしてはほんの少し高く感じましたが、飲んで納得。サーバーのメンテ並びにクリーミーな泡質が素晴らしい。

お料理を待つ間にセットのザーサイが供されるのですが、これが美味。隣に座っていたいかにもご近所住まいのようなカップルは、このザーサイのテイクアウトをお願いしているほどでした。

10分ちょっとで料理が登場です。胸肉とは思えないほどパサつきとは無縁でしっとりとした舌触り。黒酢?を用いたソースや辛いフレーク状のトッピングもいい役割。付け合わせが茄子というのも意外性。こちらも味が染みておりグッド。

一口こうかんこして食べた麻婆豆腐はニンニクやニラ、ひき肉の旨みがしっかり引き出された正統的な味わい。一時期麻婆豆腐にハマっていた連れもこれは美味しいとのこと。

追加の点心は、肉シュウマイと鶏肉と蓮根、大葉を合わせたタネを湯葉で包んだ湯葉シュウマイ。印象に残るほどではないですが昼からこうした工夫のある点心をいただけるのは食べ手として素直に嬉しい。

ランチセットに点心とビールを追加注文しお会計は2,800円。サクッと訪れたランチとしてはやや高くつきましたがディナーへの期待が高まった食事となりました。どのお皿も中華としての骨格はしっかりしながら素材そのものの味わいを活かしいい意味で軽やかにまとめ上げている印象です。アラカルトで美味しい中華をしっかり食べたいなんて気分の時に食べて飲んでひとり8,000円前後に収まりそうな予算感の店はありそうでないので重宝しそう。

一方で、1,000円台のランチでしっかり腹ごしらえしたいみたいな方達にとってはややポーションが控えめかもしれません。

次回は夜にお邪魔したいと思います。おすすめ。

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