学芸大学駅から徒歩2分ちょい、コンクリート打ちっぱなしのようなスタイリッシュなマンションである学大十字街ビル2階に店を構える中華料理「farm studio #203(ニーマルサン)」。
我々は遅い時間の2軒目として訪問。それでも満席であったため予定が決まっている方は早めの予約が良さそうです。
濵田利彦シェフは高校の食物科に進学したのち「銀座アスター」で料理人として修行を重ねると、起業を念頭にソムリエ資格取得やサービスにも力を入れたそう。
店内はカウンターのみの8席。客層は30歳前後のカップルが多い印象でした。
お料理は我々はアラカルトでお願いしましたが、事前予約であれば5,000円ほどのおまかせコースもあるそうな。
ドリンクはハートランドビールが800円、グラスワインは1,000円前後からスタートし、全部で15種類近くとこのサイズのお店ではかなりの種類。とりわけオレンジワインの種類がこの日は4種と多く、中華とオレンジワインの鉄板の組み合わせを存分に楽しめそうなラインナップでした。
グラスで泡。イタリアのスパークリングで有名なプロセッコと同じくグレラというブドウを用いているそう。ガス圧はかなり弱くフリッツァンテのような弱発泡。
まずは当店のレコメンドのひとつでもあるヴィーガンサラダ。私は年間に自分の体重と同じくらいの肉を摂取するため、ヴィーガンやらベジタリアンやらの細かな違いは知らないのですが、このサラダはうまい。キウイフルーツにマスカット、ナッツに海ブドウと食感がグッド。これなら一夜だけヴィーガンになるのと悪くないと思いました。(センシティブ)
お次も当店のレコメンドである黒毛和牛の四川麻婆豆腐。確かに和牛らしい脂の甘み的なのは若干感じられるのですが、それ以上に山椒などのパンチが強い。ビールやハイボールなどの炭酸系の飲料であればいいものの、ちょいとワインには合いません。
餃子はなんともオシャレな姿で登場。餃子としてはなかなか美味しいのですが、金額ほどの感動はありません。
かに玉。卵料理としてはそれなりに値がはりますが金額に見合うカニの身たっぷりのお皿です。いままで料理と異なり繊細で上品なお味付け。
以上、それぞれグラスワイン2杯ずつ飲みお会計はひとり7,000円強。もう少ししっかり飲み食いするとなると1万円はゆうに超えることを考えると使い方に悩む。この価格帯なら六本木「52」や恵比寿「coyacoya」の方が私は好きかもしれません。
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