キッサコ(Kissako)/広尾

ワインバー

 

外苑西通りを西麻布から広尾駅方面へと進み、笄小学校西の交差点を曲がった少し先、オムライスで大変有名な麻布笄軒の向かいのビル2階に位置します。ちなみに笄(こうがい)とすぐ読めたあなたは立派な東京人。

店内に入ると純和風の落ち着いた空間が広がります。カウンターの他テーブル席もちらほらとワインバーと捉えるとやや広めでしょう。

我々は、蕎麦屋でのランチの後、急遽ワインが飲みたくなり訪問したためドリンクのみの利用だったのですが、お食事もなかなか本格的で、和牛ホホ肉の赤ワイン煮込みなどのクラシカルな料理のほか、カレーや蕎麦のご用意もあり興味がそそられます。

余談ですが、客層が素敵ですねぇ。しっかりとしたスーツを身に纏った年配のゲストが陽が沈む前からシャンパーニュをシェアしてアペロしている。これぞ本当の富裕層といった感じで、品の良さが漂います。港区パパ活女子などと遭遇することはまずないでしょう。


グラスワインがかなり豊富。シャンパーニュはもちろん、フランス産を中心に白赤5種類近くずつ空いておりました。



まずは、白ワイン。私はChateau Fuisse, Pouilly Fuisse  Tete de Cuvee 2017(シャトー フュイッセ,プイィ・フュイッセ  テート ド キュヴェ)をチョイス。プイィフュイッセを代表するドメーヌによるものであります。柑橘の香りから始まり、アーモンドなどのナッティなニュアンス、後半にかけてはバターや蜂蜜のようなふくよかな味わいを感じられ私好み。

連れは Domaine Famille Picard, Chassagne Montrachet En Pimont 2015(ファミーユ・ピカール シャサーニュ・モンラッシェ アン・ピモン)を。


お次は、Domaine Machard de Gramont, Nuits-Saint-Geroges 2017(マシャール・ド・グラモン ニュイ・サン・ジョルジュ)をいただきました。

村名クラスのピノ・ノワールともなるとさすがですね。複雑性が増すだけでなく余韻も長い。



連れはChateau Martet Reserve de Famille 2016(シャトーマルテ レゼルブ ド ファミーユ)。

フランス、ボルドーのサンテミリオン近郊で造られるメルロ100%のワイン。



上質なグラスワインを1人2杯ずついただきご馳走様でした。お会計は1人あたり4,000円ほど。支払い金額から逆算するにグラスワイン1杯1,500円からせいぜい2,500円くらいでしょう。この立地並びにこのクラスのワインがグラスで飲めるなんて非常に良心的。

私がお店選びの際に重要視していることの一つに、品質(quality)と価格(price)の均衡が取れているか、いわゆるカリテプリを考えるのですが、当店は東京で最もカリテプリに優れたワインバーであると思います。オススメ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました