渋谷駅からだと歩いて10分ほど、松濤郵便局前の交差点を曲がりランブリングストリート沿いに店を構える「IGOR COSY」。すぐ近くに姉妹店があるらしいので来店の際はご注意を。
店内は調理場を囲うコの字型のカウンター席が主体のほかボックスの席なども含め全体で40人近くは収容できそうなサイズ感。この日は、ゲストのほとんどが20代後半といった感じで、うるさくはないものの賑やかな雰囲気でした。
お料理は店名にもあるような炭焼き料理のほか多数居酒屋メニューがラインナップ。
ドリンクは生ビールが700円を切る価格で良心的。加えて焼酎に力を入れているのか、前割りしたものやワイングラスで提供するものなど、この手のお店にしては拘りをお持ちのように感じます。
まずは生ビール。味わいはまずまずなものの泡のキメが粗かく口当たりは私の好みではありませんでした。
お通しは生ハムが乗っかったバケットです。
カツオのたたき。半生な火入れが絶妙で非常に美味。三杯酢のジュレやトマトの爽やかな酸味が初夏の暑さを吹き飛ばしてくれる。
夏の小牧という芋焼酎のソーダ割り。当店ではソーダ割りを注文するとカクテルを作るときによく用いられるシェーカーにて焼酎のソーダ割りを提供しているそう。
理由は聞いていないので定かではありませんが、空気を含ませる(≒エアレーション的な)意図があるのかもしれません。
ズワイガニとマスカルポーネのポテトサラダ。ポテトサラダとしては旨いもののあまりカニが見当たりませんでした。
こちらは夏のまんねんという芋焼酎の前割りです。「前割り」焼酎とは、あらかじめ焼酎と水をあらかじめ混ぜ合わせ数日寝かしておいたものを指します。これにより、分子の混ざり具合が良くなり、結果として口当たりが柔らかくなる効果があります。焼酎が少し苦手という方でもこれであれば飲めるかもしれないといった柔らかな口当たりです。
ちなみに、焼酎以外にもウイスキーなどの酒類でも同様の効果が得られるので、安いニッカウイスキーなどを買ってきて前割りを作っておくと意外と美味しく飲めるのでおすすめです。
名物黒岩土鶏のたたき。うわお、こちらもエロティックな舌触り。手前の薬味と共に味変すればいくらでも酒が飲める。本日1番のお皿でした。
お魚の原子焼き、確かイワシだったかな。付属のソースもグッドでした。
スタッフの方のミスらしく楽しみにしていたシュウマイのオーダーは通っておらず時間がかなりかかってしまうらしくこの日は断念。
以上、軽く食べ飲みしてお会計はひとり5,000円強。
接客がやや抜けているところがあったりするのでオトナなデートや接待などには不向きでしょうが、店内の雰囲気がよいため若者同士の合コンなどには向いているんじゃないかと思いました。
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