La Tache(ラ・ターシュ)/神楽坂

ビストロ

 

ワイン好きであれば店名を聞きすぐにワインのお店であることを容易に推測できるラ・ターシュ。1994年に飯田橋にて共同経営にてビストロラ・ターシュを開店し、1997年に神楽坂にてワインバーラ・ターシュを独立開業。この度当店の厨房を預かっていたシェフの独立が決まり、惜しまれつつも閉店の運びとなったそう。

東西線神楽坂駅2番出口を出てすぐ、赤い看板のエクステリア。店内はワインバーと名乗りつつも小綺麗なビストロやレストランの雰囲気さえあり、白のテーブルクロスが敷いてあるテーブル席が4つほど。

料理は王道のフランス料理を中心としたラインナップ。牛ホホ肉の赤ワイン煮込みや鴨モモ肉のコンフィのような定番の料理を始めとして、私の大好きなパイ包み焼きなどもあり大変魅力的。今回は2軒目につきお腹にバッファがないのが大変悔やまれますが、ワインのお供を厳選して注文しました。


ワインリストはフランスワイン好きとしては大変興味深いリストであり、ボトルワインは6,000円台から始まり青天井。「2009 Puligny-Montrachet les Pucelles Domaine Leflaive (¥35,000)」に何度も目がいきましたが飲み過ぎは良くないとグラスワインにて我慢します。

グラスは常時赤白2種類ずつあるそうで1,200円〜と良心的。

 

まずは、ブルゴーニュNSGの1級畑のもの。グラスでこのような熟成が進んだワインを飲めるなんて思っていなかったので棚ぼた。



ホタテとカニの3色テリーヌ。何ともオールドファッションな見た目。ホタテやカニの旨味が強く主張してくるタイプかなーと想像していましたが、どちらかというとジワっと優しい系の味わい。味の変化も楽しめる一皿でした。



お次のグラスワインは、ボルドーサンテミリオン。カシスやプラム、クローブなどのスパイスを感じる正統派ボルドー。これまた熟成によりタンニンも溶け込み滑らかな舌触り。堪りません。



赤ワインのお供といえばパテドカンパーニュ。クラシカルな見た目通り間違いのない味わい。ワインとの相性も抜群。


軽く飲み食いして1人4,000円強。今回は2軒目利用でしたが私好みのお店でした。神楽坂はフレンチレストランは多いものの反対に当店のような肩肘張らずリラックスして食事ができるお店が少なく、リストからボトルワインを狙い撃ちし気ままに好きなものを頂こうと目論んでいたのですが、残念。

またどこかで再開されることを切に願います。

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