富士屋本店/日本橋浜町

ビストロ

 

都営新宿線浜町駅から歩いて5分ほどのところ位置する富士屋本店。縦長のハコで、1階はスタンディングの席、2階にはテーブル席、3階にはテラス席(季節限定)とフロアによって用途が異なり、予約客は通常2階の席に通されるよう。

私は、予約なくふらっと立ち寄ったため、1階のスタンディングに通されました。


料理はビストロ料理をベースとしながら創作系のお料理がオンリスト。



飲料についても自然派ワインをメインに取り扱いながらも、ビールやサワー各種、メガサイズのハイボールまで幅が広いです。



まずは、イタリアピエモンテの泡。モスカートのよるアスティ・スプマンテが有名なエリアでもありますが、こちらはコルテーゼを3割ほど使用したものだそう。思いのほか、甘味だけなく酸もしっかりと感じます。


まずは、当店の名物料理でもある鶏レバーのムース。筒状の小さなワッフルコーンの中にレバームースが注がれています。



パテアンクルート。まぁ悪くはないものの外側のパイがしっとりとしすぎていて私の好みとは少し異なりました。

スタンディング席でソムリエとの距離も近く少し会話をすると、ワインの好みが私と近かったことから杯数と方向性だけ伝え、グラスでお出しいただくことにしました。




アルザスのピノブラン。アタックはやや揮発酸を感じますが、グレープフルーツをコンフィチュールにしたような甘やかなニュアンスやパイナップルなどの果実も感じます。

こちらのワインはルーシー・コロンバンというワイナリーが手がけるものですが、手がけるのはブルーノ・シュレール氏であり、現在の自然派ワインシーンに大変寄与したジェラール・シュレール氏の息子にあたるそう。



甘鯛のフィッシュアンドチップス。甘鯛をこうやって食べるのも贅沢でいいですね。皮目のザクザクした食感と身のふっくらした感じがいいコントラスト。タルタルソースをたっぷりつけていただきました。



お次は人形町の老舗豆腐屋 双葉のお豆腐にしらすとアンチョビのソースがたっぷりとかかったもの。

健康的なお料理ながら、アンチョビとしらすのソースの塩が酒を進ませます。



オーストラリアのシャルドネ。青リンゴやライム、引き締まった味わいにミネラルもいい。

豆腐にワインが食卓で楽しまれる時代が来るかもしれません。




熊本の赤茄子と雲丹。分厚くカットされた茄子がベニエでしょうか?薄衣をまとっており、上から餡のようなソースと雲丹が乗っています。。半熟状態のナスがアツアツで旨い。ウニも思いのほかたっぷりで磯の風味がよく割烹料理屋で出てきてもおかしくない一皿です。



こちらにはドイツの白ワイン。熟したパイナップルや白桃などを感じながらも、冷涼感溢れる味わいでした。

以上、小皿料理なども含め4品ほどにグラスワイン4杯飲んでお会計は7,000円ほど。いいですね。

カジュアルながらも酒飲みのツボを抑えた料理ばかりで、メニュー数も非常に多く選ぶのが楽しい。ハーフサイズでも対応してくださるので、女性お一人のゲストも多く見受けました。

お酒好きの仲間とガッツリ食べ飲みするのも、0次会なんかでの利用もよさそうです。複数人で訪れる際は予約した方がベター。

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