ユリイカ(EURIKA)/下北沢

ビストロ

 

下北沢駅から歩いて5分ほど。少し奥まったビルの1階に位置しているため、直前まで場所は合っているのかと少し不安でしたが、目印である赤いファサードが目に入り一安心。



店内は4席ほどの横並びのカウンターの席に、テーブルが5,6個ほどあり全体で30席弱のちょうどいいサイズ感です。




我々はアラカルトでいただきましたが、ディナーはアミューズ,前菜,メイン,デザート,カフェまでついたプリフィックスのコースがあるらしく5,200円〜と大変お得そうでした。



私だけ早めに到着してしまったため、先にビールで喉を潤します。

お昼ご飯を食べ損ね、極限の空腹状態だったため、一足先にに食事もさせていただくこととしました。




サーモンマリネの瞬間燻製 温玉とタプナードソース添え。

推定ですが厚さが4cm、100gといった特大ポーション。今やコストコでも100g500円以上するぜ?この店ヤヴァすぎ。好き。オリーブやアンチョビで作られたタプナードと卵を絡めてさらに昇天。



お次はスープドポワソン。ややザラっとしたした私好みの舌触りでまたまたテンションが上がる。それだけでなく、ルイユ(にんんくマヨネーズ)までついてくる本格派。



たまらず2杯目に突入。南仏の白、蘇ーヴィニヨンブランやセミヨンが使われています。ライムやグレープフルーツ、白い花を感じる爽やかでジューシーな味わい。



全員揃い、再びビールで乾杯です。




前菜盛り合わせ。田舎風パテ、鶏肉のテリーヌ、レバーペースと、イワシのリエットと酒飲みにはたまらないラインナップ。アラカルトとはいえ、パテやテリーヌを三等分にしてカットしてくれていました。無言でこういう気遣いをしてくれるのはなんとも素敵なお店。料理も美味けりゃサービスもいいなんて無敵ですね。




ボトルで白ワインを。フランス ロワールのシュナンブラン。白桃やマスカットを思わせるまろやかな果実の風味にミネラルを感じます。



続いて、ホワイトアスパラガスのロースト、生ハム添え トリュフヴィネグレット

こちらは1.5倍量にしていただき1人1本。ジューシーに仕上げられたアスパラガスに生ハムの塩気と酸のあるソースがいいですね。トリュフもわずかながら風味に寄与しており、こういう起用もアリだなと感時ました。





ヒラメのカダイフ包揚げ。アメリカンドッグほどのサイズ感。外側を覆うクリスピーなカダイフとしっとり仕上がったヒラメの食感のコントラストが食べていて心地よい。下のデュクセル(キノコやマッシュルームなどとエシャロットを細かく刻みソテーしたもの)もたっぷり敷いてあり惜しみなくソースを使いました。




メインはNZ産仔羊のロースト。ポーションもさることながら火入加減も上々で、良い意味でラムらしいクセのある風味を感じます。緑のソースは、アンショワイヤードソースと言って、アンチョビやバジルを用いた南仏で馴染みのあるソースで肉料理との相性が良いです。




以上、お料理4品とビール1杯、3人でボトルワインを1本シェアしてお会計は1人6,000円強。めちゃんこ素晴らしい費用対効果。こんな素敵なお店が下北沢にあるなんて知らなかった。王道のビストロ料理で、一皿一皿のポーションも素晴らしく、なにを食べてもハズレがない。ボトルワインも5,000円前後から取り揃えがあり、カジュアルに飲める。京王線沿いってこういうクラシカルなフランス料理を食べれるお店がなくて、困っていたのだけれども当店は救世主。予約も比較的取りやすいのがさらに助かる。

我々のように、ワイン好きフランス料理好きの仲間内3,4人で訪れるのはもちろん、金額も大変リーズナブルなので、若いカップルにもおすすめです。

カレーもいいですが、下北沢デート後のお食事の選択肢に当店はいかがでしょうか。ゆっくり過ごせると思いますよ。

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