青山熊野神社の向かい、「とんかつ七井戸」や「An Di」などが集結するあたりに店を構えるモツ酒場。ちなみに店名の「kogane」とは縁起のいい色=黄金色から名付けられているそうな。
モツ料理と純米酒をコンセプトにしており、日本酒については”お燗の魔術師”の異名を持つ高木晋吾氏が監修とのこと。
店内は横一列のカウンターが10席ほどとテーブル席がいくつか。小上がりのようなタイプの座席もあり場合によっては靴の着脱を求められます。またカウンター席も跨いで腰掛ける仕様であるためタイトなワンピースなどをお召しの女性は少し大変かもしれません。
日曜日の16時頃、直前に電話を入れ予約しましたが7割以上の埋まりです。この日はすぐ近くの神宮球場にて「ジャイアンツvsスワローズ」戦が開催されることもあってか、スワローズのユニフォームを着たゲストがちらほら。実は私も彼らと同じくこの後野球観戦を控えていたのですが、我が家は由緒正し々ジャイアンツファンであるため、今宵はビジター。そのため、一緒に盛り上がるのではなく、そこらで飛び交うスワローズファンの下馬評を肴にひっそりと飲むことに。
35℃を超える猛暑日、迷うことなく生ビール。当店は神泡超達人店であり、泡が大変クリーミー。遊び心のあるプリントまで施してありました。
酢モツ。注文後ボイルしているのか、いい食感。やや酸が強めの調味でしたが、モツのクオリティもなかなか高く、金額を考えれば実にナイスな一皿。
すかさず日本酒を。神奈川県「隆(りゅう)」。生酒と書いてあったのでフレッシュな印象をイメージしていたのですが、こちらはやや落ち着きがあり吟醸香を感じるタイプ。
お任せ3種酒肴盛り。こちらは日本酒を飲んでいる人限定らしく、内容はなめろう、塩辛、クリームチーズの味噌漬けとどれも堅実なラインナップ。かつ量もたっぷりでありこれだけで1人2合は余裕で飲めてしまう。
ですが、提供が実に遅い。寛大な心をもった私ですら野次を飛ばしてしまいそうでした。この日は野球観戦前で混み合っていたのだと思い心を落ち着かせました。
時間差し迫ってきたのでお会計。軽く飲み食いしてお会計は4,000円ちょっとでしたが、しっかり飲み食いしても6-7,000円に着地するでしょう。酒の選択肢も広く値付けも良心的。料理も卒がなく、待ち時間がやや長いことにだけ目を瞑れば非常に使い勝手のいいお店だと思います。気の置けないパートナーとのカジュアル飲みや、若者の初デートなんかにちょうど良いお店。
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