フジコミュニケーション/江戸川橋

台湾料理

江戸川橋駅から歩いて5分ほど、2019年にオープンした台湾料理「FUJI COMMUNICATION」。台湾のストリートフードとナチュラルワインが飲める酒場。昨今の台湾ブームの後押しもあってかオープン以降の人気は凄まじく、2年も経たずして白山に「also(オルソー)」という2号店をすぐさま展開した人気店でいらっしゃいます。

この日は日曜のディナータイムでしたが早い時間は満席御礼とのことで20時過ぎに電話予約をして入店。ふらっと立ち寄りたいコンセプトのお店ですが、デートなどで利用する際は電話で確認するのがベターかもしれません。

階段を上がり店内に入ると、なんだかネオ酒場感。テーブル席が6つほどと窓際にあるカウンター席などを合わせても全部で20席ちょいと予想よりもコンパクトな設計です。

オーダーは卓上のQRコードから注文とイマドキのシステム。加えて渋谷「高丸電氣」同様、ビール類は注文後リーチインの棚からセルフで取っていくスタイルで、1本700円弱とお得。

できるコストカットをしつつしっかりゲストに還元してくれる経営スタイルは非常に好感がもてますねぇ。余談ですが、当店は「お酒を飲むこと」を標準にしているため、お水はセルフで注ぐスタイルです。無料の水で何時間も居座るおしゃべり大好きゲストは放っておける仕組みは個人的に大賛成。

セルフといいつつ手が空いていればスタッフの方がテーブルまでビールを運んでくれるタイミングもあり、退店時まで気づけなかったのですが、ナチュラルワインは大変魅力的なラインナップ。加えてイケてるボトルが6,000円台と良心的な値付け。帰り際店主らしき方とちょろっとお話しするタイミングがあったのですがワインへの理解も深い印象を受けたのでここではワインを飲んだ方が良かったかもしれません。

名物の餃子をはじめ1品料理や〆のご飯ものの全てが1,000円以内と大変気軽で、我々は限られた時間の中お互い好き勝手注文を飛ばし合いました。

干し豆腐。中にはザーサイが入りそれらを花山椒油で調味しているのですがこれが美味。爽やかな辛さがビールと好適で自宅で再現しようと決めました。

蒸し鶏とパクチーのサラダ。これは既視感のある味わいです。よほどパクチーが好きとかでなければ他のお料理を注文する方が楽しいかもしれません。

キクラゲの胡麻和え。

揚げ大根餅。揚げることにより生まれる食感の「カリッ、モチッ、トロ〜」三重奏が心地よい。おそらくエビだと思うのですが生地に練り込まれた甲殻類の風味もよくあと10枚いける。本日1番のお皿です。

名物の水餃子。もっちりとした皮グッド。それに負けじと中の豚肉の旨味やスパイスなどの風味もよく味わいのバランスが非常に好みでした。

焼き餃子。メリハリのある焼き加減でありこれまた酒が進む。

よしこれからだ。という感じですが閉店時間につき惜しくもお会計。この日はビールを2人で3本ほど軽く飲みひとりあたり3,000円。そりゃあ人気になるわけだ。無化調無添加なのか味わいの方向性は全体的に優しめなのですが、どの皿を取ってもちゃんと旨い。街中華によくある旨味調味料を用いた暴力的な味わいも好きですが、当店は食材本来の味わいを感じることができる料理が多くなんだか健康的な気分。

次回は時間余裕をもって、今日いただけなかったメニューを全制覇しようと思います。飲み物はもちろんワインで。

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