A WINE HOUSE(ア ワイン ハウス)/高円寺

ワインショップ

高円寺駅から線路沿いを阿佐ヶ谷方面に進み、ワインバー「ボジョレー村」を超え道を曲がった先にある「A WINE HOUSE 高円寺」。ワインショップ兼ワインスタンドといった感じです。

ナチュラルワインを中心に取り扱っているらしく、2〜3,000円のカジュアルなものから5,000円さらには1万円を超える人気生産者のものもちらほら。この日はグラスワインを軽く飲んで帰ろうと思っていたのですが気になっていた生産者「ステファン・ティソ」のバックビンテージが1万円ちょいとまずまずの価格だったので連れて帰ることに。後日抜栓して飲みましたが素晴らしい味わいです。

バーエリアのグラスワインは白、オレンジ、赤など常時10種類近く空いているそうで1杯あたり1,000円〜。また、チーズなどのワインのお供もいくつかあるのでバー利用もできそうです。

トスカーナのトレッビアーノとマルヴァジア。1ヶ月近くマセラシオンをしたオレンジワインです。オレンジピールやアプリコットのようなアロマ。

連れはクリストフパカレの赤。自然派ワインの基礎を作ったと言われている故マルセル・ラピエールの甥っ子でありサラブレット。

ガメイを用いた1本。んーこのボトルがたまたまなのかややマメってる。

マメ臭(ネズミ臭とも言われる)は、醸造の過程で添加物を十分に加えない結果、腐敗酵母やバクテリアに感染するリスクが高まり、それらによってこれらのオフフレーバーが発生するとされます。

こういうリスクを含めるとレストランで飲む自然派ワインの値付けが高くなることに理解できますが、ブショネ同様、提供していいもんじゃないと思うんだよなぁ〜個人的に。

チーズは2種。ナッツか何かが練り込まれたチーズとテットドモワンヌ。街の小さなワインショップと思っていたのですが本格派。薄く削られたチーズはシルクのようにエアリー。

高円寺というワイン文化の乏しい街にとって貴重なお店のように感じました。加えて若者が多く集まるエリアであり、彼らが当店に訪れワインっておいしくて楽しいんだと思ってくれるよう、品質の見極めにはこれから注力してほしいところです。

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