日本料理 by ザ・リッツ・カールトン日光/日光

和食

 

「風光明媚な中禅寺湖畔に佇み、勇壮な男体山を眺める日光国立公園内に佇むラグジュアリーホテル。奥日光の手つかずの自然と調和する景色を臨むゲストルームに、栃木県産食材を堪能するレストランやバー、自然・文化・スピリチュアリティを体験するアクティビティ、そして、歴史ある湯元温泉に源泉を引くザ・リッツ・カールトンブランド初の温泉もお愉しみいただけます。」(公式HP引用)なザ・リッツ・カールトン日光。私のお誕生日お祝いにつき連れてきていただきました。

公式HP「ドレスコード:スマートカジュアル」と記載されていますが、利用者のほとんどが宿泊客であるため、中には館内着で食事をするゲストもいたりと実質ドレスコードは要求されませんが紳士の皆様はちゃんとお着替えして訪れましょう。てか、日光結構寒いので、防寒対策も兼ねてジャケット1枚くらい持ってきた方がといいかもしれませんね。

同フロアに会席料理、鉄板焼き、寿司とパーテンションでエリア分けされており、この日は会席料理をチョイスしました。

さすがは超一流ホテル「リッツ・カールトン」。ドリンクの値付けはむちゃんこ高いです。ホテルとはそういうものでありますが、思わず「東京から車で2時間強も要する山奥だぜ?」なんて野暮なことを一瞬考えてしまいました。

事前に持ち込みの相談をし、この日は白ワインを1本BYO。コルケージは1本9,000円と都内のグランメゾンとさほど変わらない強気の姿勢。

先付けは地元栃木県産のフルーツトマトを用い、蛤とそのジュレでまとめ上げた一皿です。トマトのお味が非常に濃く美味。シンプルながら素材のパワーを全面に感じました。

お椀は真鯛。炭の香りを〜と丁寧に説明されましたが正味あまりわかりませんでした。

造りはエビ、ホタテ、鰆。コースの金額を考えるともう少し種類並びに量が欲しかったところですがなんといっても海なし県。魚介類はこんなものでしょうか。

揚げ物はアスパラガスとホタルイカ。噛むとアスパラのジュースが口いっぱいに広がる絶妙な火入れ加減。ホタルイカも同様、肝の濃厚なソースを飲んでいるかのようなエロい味覚です。

酢の物にはウド、フキ、真蛸。正直いってこの皿の余白の使い方が私にはあまりわからなかったのですが、アクセントに用いたキウイフルーツの酸味がグッド。

強肴には栃木県産黒毛和牛のサーロイン。さすが黒毛和牛、脂の質がレベチ。すかさず赤ワインをグラスで注文です。

コラヴァンセレクションと称し、ラグジュアリーなワイン達がいくつかグラスでラインナップしており、グラスで2015のボルドーを。

これ1杯で、近くの酒屋であればメゾンのシャンパーニュを1本買えてしまうほどの値段ではありますが、当店のグラスワインは5杯取りと量がたっぷり。ただ、税サ込みということを考えれば意外とアリなディールかも。

しかも1杯分の注文であるのにも関わらず、連れと別々のグラスで分けてくれたりと懐深い。

現代階でも十分に美味しく、たまたま先日飲んだ2017vtよりも開いている印象を受けました。

温物には筍の飛竜頭(ひりょうず、ひりゅうず)。所謂がんもどきのこと。筍と桜海老の香りが鼻腔いっぱいに留まりいい気分。

勢いに乗った私は追加で酒を注文。先の対応をしてくれたマネジャーらしき方に、相談するとこちらの料理に合わせて見繕って頂きました。しかも料理のポーションに合わせて量も適度に調整してくれる。

こういう対応って私がワイン好きだと伝わったからか、はたまた相談した結果かわかりませんが、いずれにしてもコミュニケーションが肝心ですね。

やっぱり意見は主張すべきだし権利は行使しなくっちゃ。サイレントマジョリティー。

ご飯は地元宇都宮大学が開発した「ゆうだい21」。粒自体に弾力があり甘みの強い品種でした。

 

本来次は、デザートのはずですが、我々はチェックイン後すぐに中禅寺湖を1周ランニングするというなかなかハードなイベント開催したのもあり連れの体力は限界だったそうでお部屋まで運んでいただきました。

なんと!お誕生日のお祝いのデザートプレートを用意してくれていたみたいで大変嬉しい。連れはベットにバタンキューしていたので起こさぬようテラスでいただきました。忘れないぜ男体山。

以上、個人的に大満足の食事でした。お祝いなどのハレの日にピッタシのラグジュアリーなレストラン。ご馳走さまでした。

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