ポンデュガール(Pont du Gard)/新富町

ビストロ

 

新富町駅から徒歩3分ほど。新富町エリアでは大変有名なビストロ シンバのすぐ裏手らへんに位置し、赤いエクステリアが目印。店名にもあるポン(Pont)はフランス語で、”橋”を意味し、ポンデュガール(Pont du Gard)とは世界遺産にも登録されているフランス南部にあるガール川にかかる橋のことを指すそうな?

当店は有限会社リヨンブルーアンテルナショナルの旗艦店にあたり、他にも東銀座エリアに「ガール・ド・リヨン」や「銀座テルミニ」などの姉妹店を5店舗運営しています。

たまたま近くで用事があり、急遽電話で予約したところテラスの席ならとのことでご案内いただきました。奇しくも4月だったということもありお花見気分。



ワインリストはないものの、壁一面にワインが並んでおり、ボトルに値段と簡単な特徴が直接書かれているので初心者でも選びやすい仕様です。金額も大変リーズナブルで3,000円台のものがゴロゴロありました。我々は外のお席だったのでスタッフの方にお料理と相性の良さそうなものをいくつか持ってきていただきチョイスしました。


フランス ローヌに含まれるI.G.P ヴォークリューズ。このエリアの主要品種シラーやグルナッシュに加えて、メルロも混ざっているそう。果実の凝縮感は強いもののそこまでタンニンも強過ぎず、若いうちから親しみのある味わい。たまにはガブガブ飲めるこういうワインもいいですな。



まずは、田舎風お肉のパテ。850円にしてはなかなかのボリュームであり、マスタードをたっぷりつけて頂きます。いいワインのお供。



お次は、黒トリュフ風味のオムレツ。これまた卵3,4個使っているんじゃなかというビックサイズ。しかしながら風味づけに使用しているトリュフオイル?がトゥーマッチ。卵というよりかはトリュフ風オイルでコーティングされた何かを食べているような気分でした。

我々に供されたものがたまたまオイルを入れ過ぎただけの手違いであることを信じます。てか、普通にプレーンなオムレツとかでも十分な気がするのですが。



メインには当店の名物料理でもあるカスレ。たっぷりの白インゲン豆と一緒に塩漬けの豚肉や鴨のコンフィ、ソーセージを長時間煮込んだ南仏を代表する郷土料理です。こちらも同様、気前の良過ぎる量。おそらく並の女子2人じゃ食べきれないほどです。

鴨のコンフィとソーセージを赤ワインで流し込むと思わず笑みが溢れます。これぞビストロや。



以上、お料理3品にボトルワイン1本を2人でシェアしてお会計は一人あたり4,000円ちょい。これは凄まじい費用対効果で、慈善事業かと思ってしまうほどです。

余談ですがアルコールが飲める飲めないは個人の問題として、お酒を飲まない人がこういうお店を行きたがる心理ってなんでしょうね。インスタグラムでよく見かけるから?

巷では、「”ワイン飲まない方、飲めない方お断り”なんて珍しいお店」みたいな意見をちらほらお見受けしますが、私個人としては、ワインのお店にワインを飲まないのに行くセンスの方が珍しいななんて思っちゃったりします。

大人として食べ手として、最低限の良識を持ち合わせた人間になろうと改めて決意しました。

話が逸れましたが、素晴らしいお店。次回は系列のお店に男同士4人で賑やかに飲み食いしてみたいと思います。

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