ポワンエリーニュ(POINT ET LIGNE)/大手町

新丸ビル地下1階、成城石井の並びにあります。業態ベーカリー兼ビストロ、バルといったところでしょうか。入口すぐはベーカリーエリアにあたるので、バル利用の方は奥に進みましょう。



レストランエリアは全部で30席以上ありそうです。ハイテーブルが主体で、やや席間隔もタイト?まぁバルってこんなもん。他方、テーブルセッティングはカジュアルながら、凛としており、経験豊富なサーヴィスマンの影を感じます。




ドリンクはハートランドやスパークリングワインが700円ほど、グラスワインは800円からと立地を考えると良心的。加えて、120分間(L.O90分)メニュー内全てのものが飲み放題になるシステムはなんと2,500円で利用ができるそうで、こちらもよさそうです。




我々19時半以降に入店したので閉店の時間が差し迫っていたため、フリーフローは断念し、まずは生ビールを。サーバーのメンテもよく泡がクリーミーです。




パン屋に来たんだからとパンの食べ放題(600円)のオーダーを試みるも時間の関係?で断られてしまい、代わりにパン2種(300円)×2をオーダー。


なんとびっくり。2,3口サイズのパンが4種類。これで600円。いくらレストラン価格だとしても割高すぎ。10秒そこらでもっと立派なパンをたべれるのだと考えるとなんだか悲しくなる。

他の方のレビューを拝見するとパン食べ放題は大変よさそうだったために、残念。

思わずパン屋としての矜持を問いたくなりました。




鶏レバーペーストのブリュレ。濃厚な鶏レバーとキャラメリゼされた表面の甘苦な味覚に、酒が進む。なかなかボリュームがあるの嬉しい。たっぷりバケットと一緒に食べたかったですがそれは叶わず。



グラスワインに移ります。当店はワインリストがないため、好みを伝えて出して頂きます。

南仏のシャルドネ。このエリアで最大の生産量を誇る造り手によるもの。南仏らしいたっぷりの果実に樽の香りがうまく溶け込んでいます。



お次は前菜盛り合わせ。人数分での注文がマストであり、それぞれ盛り合わせた状態でサーヴされます。生ハムやオリーブなどをはじめ酒のツマミが中心です。1,400円の料理とすると盛り付けに若干勢いが感じられませんが、味わいはいいので目を瞑ることとしましょう。



牛肉のラグー マッシュポテトのグラタン。いわゆるアッシパルマンティエですね。アッシパルマンティエの挽肉ってどこかパサつきを感じることが多かったのですが、当店の牛挽肉は旨味たっぷりで好みの味わい。



グラスの赤ワインを追加注文。なんとブルゴーニュの村名のもの。赤系ベリーに加えカシスも感じつつシナモンのようなスパイシーな香りも感じられる。ソムリエが「今日はちょうどいいワインがグラスでお出しできますよ」なんて言うものの、店の格を考えると…なんて半信半疑でいたところその期待を超えてくる1杯。疑ってすみません。

「ワインお好きな方に召し上がっていただきたかったんで良かったです」と言われ、ワインが好きで良かったとしみじみ。

しかも支払い時、伝票を確認すると1杯800円。酒屋で買ってもゆうに1万円を超えてくるものであるにも関わらずこの金額。

なんのバグだよと思わず心の中でツッコミ。大感謝。



以上、軽く食べ3杯ほど飲んで、お会計は1人5,000円を切りました。これはアリ。

食べるより飲むに適したお店であるでしょう。酒のクオリティに比して価格が安い。次回はフリーフローにパン食べ放題を中心にガッツリ飲みに伺いたいと思います。

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