Bistrot Bar a vin Kodama (ビストロ バー ア ヴァン コダマ)/渋谷

ビストロ

渋谷駅から徒歩8分ほど、宮益坂を登り切って少し曲がった先に位置するビストロ。渋谷とは思えない高級感漂う入り口です。

店内は、立派なカウンターの席とテーブル席が3つほどといったところで全体で20人強収容できそうな間取りです。



我々はカウンター席に案内してもらいましたがかなり広々としており、リラックスした食事になりそうなことを想像するとテンション上がる。



メニューはザ・ビストロといったラインナップであり、メインのお料理もほぼ3,000円以下と価格までも良心的。

ボリュームもなかなかあるとのことだったので、今回は、前菜3皿とメイン1皿の合計4皿で勝負。

ワインはグラスで1,000円近くから、いくつかご用意がありますが、ボトルもかなり充実している感じがしたので、ボトルで頂くことに。

ボトルのワインリストはなく口頭で相談するのですが、ここからが悲劇。

シェフの他にもう一人いらっしゃったソムリエ?ワインが好きなスタッフ?らしき方に、予算とある程度味わいの方向性を伝えて、何本かお持ち頂くことに。

3本ほどお持ち頂いたのですが、うち2本が大幅に予算を上回ったセレクト。(グラスワインが1,000円ほどだったので、それを勘案し7,000円前後でとお伝えしたにも関わらず、紹介していただいたワインは10,000円を超えるものが多い)

もちろん価格相応のワインであり、その価値は理解できるものの今回はカジュアルに食事をしたい気分だったのでなんだかさげぽよ。
食事をするゲストにとって予算はかなり重要なファクターである気がするのだけど。


仕方なく、だいぶ予算オーバーですが、路線変更してご紹介頂いたワインのうち、アルザスの特級のワインをボトルで注文。

目の前で抜栓して頂いたのですが、客である我々への断りなしにティスティング、ここまではまだ許せるものの、その量が60ccを優に超えており、思わず言葉を失います。

それに、一口飲み終えたあともうんうんと。うなづくだけ。

もしかすると私の年齢が低く見えて、ワインに疎いと思われたかもしれませんが、この造り手のワインは以前にも飲んだことがあるものなので、彼にテイスティングして頂く必要などほぼなく、私自身でも十分に分かると思うのだけど。

Z世代だからってナメルなよ!!!

ワイン自体は、大変素晴らしく、熟成感もあり、白桃や蜂蜜を思わせるリッチな味わいで、余韻も長い。


気を取り直してお料理へ。

フォアグラのテリーヌ。旧世代のiPhoneに匹敵するほどのサイズ感であり、気前が良い。

口当たりはなめらかで、味わいも大変濃厚。フォアとの相性も言わずもがな抜群。



お次は子豚のフロマージュ・ド・テッド。

プルプルのゼラチン質がたまらなく、添えられたグリビッシュソース(酸味のきいたタルタルみたいな)も良いアクセント。

このボリュームで1,000円きるなんて最高。



お次はキッシュ。これまたシンプルな見た目ですが、これまた美味しいですねぇ。中から溶け出たチーズで思わず火傷してしまいそうなくらいアツアツです。



メインはクネル。クネルとはすり潰すや砕くなどの意味で、魚などをすりつぶして卵やルーなどをつなぎにして固めたもの。日本でいうところのはんぺんみたいな。

まわりを取り囲むのはオマール海老のソース。もはやスープなんじゃないかというくらいたっぷりの量のソース。これとパンだけでワイン1本飲めてしまいそうなほど、ボリューム満点。

本場フランスのビストロさながら、いい意味で飾りっ気ない料理だからこそ、ワインもそれに見合うカジュアルに飲めるタイプで合わせてみたかったなー。

以上お料理4品に1.3万円くらいのワインを二人で1本シェアして、一人1万円ちょい。

 

事前通告通り、値段からは想像もできない気前のいいボリューム。料理はシェフが全て一人で仕上げるので、場面で待つことはあってもゆったりした空間で、会話に集中できるので、全然きになりませんでした。

他方、サーヴィスの方は、相性が悪かったとだけでは整理がつかないくらい、相性が悪かった。

美味しい料理に、美味しいワイン、そこに素晴らしいサーヴィスが三位一体になった時、はじめて別次元へと昇華されるのだなとつくづく感じました。

日々、この3つを常に向上させようとしているレストランってやっぱりすごいなー。

 

 

よく食べる運動部出身で、ワインにはそこまで気を遣わなくてもいいよーなんてメンバーで腹いっぱい食べたい、待ち時間は昔話に花でも咲かせよう、そんなシーンには大変おすすめです。渋谷だし集まりやすいしね。

くれぐれもワイン選びには責任をもつように、ゲストが選んだ時点でそれ以降は全てゲストの責任。予算がきまってるならなんとかその付近で調整してもらえるように相談しましょう。

諦めたらそこで試合終了ですよ。私は諦めてしまった。

ビストロコダマ 予約

当店の予約方法は電話がベターでしょう。私は訪問日の2週間ほど前にお電話入れました。4名以上で訪れる際は、余裕を持って予約する方がいいと思います。

 

 

 

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