私の大好きなグローサリーの一つである「DEAN &DELUCA」が手がけるワインストア。2023年にオープン。
「DEAN &DELUCA」の出発は1970年ごろ、NYマンハッタンのハウストン通りの南(Soho; South of Houston Street)に、高校教師であったジョルジュ・デルーカが小さなチーズ専門店を開業したところに始まります。その店の常連かつ友人でもあったジェエル・ディーンとタッグを組み1977年に1号店をオープン。以後、日本進出はもちろん店舗拡大をしてきたものの、2020年に米国のディーン&デルーカは経営破綻。
株式会社ディーンアンドデルーカジャパンは主要株主であるウェルカムグループによってライセンス展開中であります。
当店は、「フードフレンドリーワイン」をコンセプトとして、1,000種類近くのワインを常時ストック。それらのワインにあう食料品も多数充実していました。
店内のメニューはグラスワインが全部で7,8種類ほどあり、価格は1杯1,000円前後がほとんどと良心的。それでいて、抜栓料は1本500円と目を疑うほど安い。ご近所のお住まいの方であれば、メニューから無理してチョイスせず、店内にディスプレイしてある商品の中から気になる1本をチョイスして抜栓料を支払ってしまった方がいいでしょう。1杯でも2杯でも(もちろんカップルで1本飲み終えてしまっても構いませんが)気が乗るまで飲み、残ったら持ち帰るなんて利用の仕方が最高かと思います。
この日いただいたのは、スペインを代表する醸造家「ラウル・ペレス」が手がけるウルトレイアのスタンダードキュヴェ「サンジャック」。スペインのピノノワールとも呼ばている(私にはピンとこないのですが、)メンシアという葡萄を用いている1本です。ブラックベリーやチェリーなどの凝縮した果実に、思いのほか緻密なタンニンと酸を感じる味わいです。
ワインのほかフードメニューがこのような業態の中ではかなり充実しており、飲食スペースは店内奥のカウンタースペースはもちろん、テラス席も利用できるそう(?)。
もう少し日が長くなってきたら、好きなボトルを選んで、みんなでシェアしながらテラス席でおしゃべりしたいと思います。こういうカフェがもっともっと増えたらいいのにな。
もちろんご自宅の日常ワインを買いに来るのにも重宝するお店です。
コメント