Bistro topology(ビストロ トポロジー)/目黒駅

ビストロ

目黒駅から歩いて10分弱、権之助坂を下り目黒川手前の信号を右折し、少し歩いた先にあります。マークス東京や鳥焼 笹やのすぐお近くです。


店内はL字のカウンター6席にテーブルが2つほど。席数こそ12席ほどですが、間隔が広めにとられているため、ゆったりと食事ができそう。

コースは2種ご用意があり、ベーシックなショートコースが税込6,930円からあり、それをパワーアップさせたフルコースが税込9,350円と初めてだったのでそちらも悩みましたが、アラカルトメニューが実に豊富だったので、今宵はアラカルトで勝負。



重複しますが、メニュー数が圧巻。一部売り切れの品もありますが、自家製のシャルキュトリーだけで実に20品以上。その他のお料理まで含めると30種類をゆうにこえます。

調理はもちろんおそらく仕込も、お一人でやられていると考えると凄まじいですね。私の経験上、料理が好きな料理人の料理は間違いないので、食べる前から期待が高まります。


ワインリストは6千円台から始まり、7-8,000円が中心。フランス産のものを中心として、自然派のものまで取り扱いがあり幅広い。



既に道中のビアバー「アナザー8」で1杯やってきた我々は、ブルゴーニュのシャルドネをボトルで注文。6千円台と手頃ながら、たっぷりの果実に白い花、樽の香りが合わさりバランスの良い一本。


まずは、シャルキュトリーの盛り合わせ。4種と8種がありますが、前者をチョイス。おまかせにて盛り合わせ頂きますが、リエットやジャンボンブラン、ベーコンにピスタチオ入りのソーセージとどれも本格派。

シャルキュトリで有名なビストロシャルキュとは少しベクトルが異なり、当店のは洗練されて上品、どこか野暮ったいイメージがあったシャルキュトリを覆してくれます。



お次はオマール海老と豚足のラビオリ。これはべらぼうに美味しいですね。

ぎっしりと詰め込まれたオマールの身に豚足の旨みが合わさり重奏的な美味しさ。

ブラインドで食べれば、高級中華の点心とでも答えてしまいそう。加えて、アメリケーヌソースも見事なクオリティ。

2人前で4,300円(写真は1人前)となかなかな価格ですが、クオリティが高く大満足。白いクロスの上で食せば、そこらのレストラン顔負けの一皿。



お魚は山口萩より甘鯛をチョイス。料理の教科書に載っていそうな王道な松笠焼き。磯の風味漂うスープと一緒にいただきます。



メインには丹波黒鶏と仔羊のクスクス。こちらのみゲストで取り分けて食べ進めます。

総量で300g以上はありそうな凄まじいポーション。タンパクでクリアな味わいの鶏肉とクセのある仔羊を同時に味わえるラッキーな一皿。彼らの旨みたっぷりのジュを吸い込んだクスクスもグッド。

少食な女性2人で訪れたらおそらく太刀打ちできないと思うのでご注意を。



これ一皿でもう1本飲めてしまいそうと高ぶる気持ちを抑え、グラスワインを追加。

ピノノワール主体にガメイをブレンドしたもの。赤系ベリーを主体に親しみやすい味わいでした。





以上お料理4品に、2人でボトルワイン1本とグラスワインを1杯ずつ追加して、お会計は1人1万円強。

これは素晴らしい費用対効果。骨太なフランス料理に、良心的な金額のワイン。私が理想とするビストロでした。駅からはやや歩くものの、かえって客層も落ちいてよかったです。

食べ慣れた人にはかなりささると思います。おすすめ。

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