私の好きな「第二力酒蔵」がある通りを少し進んだ先にあるビストロ「ツイテル」。店内は100席近くあるんじゃないかというかなりの大箱で、ファミレスのような空気感さえ感じます。
当店の名物は「熟成肉」。入口すぐの通路にある肉専用の熟成庫は圧巻の見栄え。銘柄や部位によって多少値段は前後しますが、どれも100gあたり1,000円台であり大変リーズナブル。加えてほとんどの肉が100gから注文することができるので色々な種類を楽しむことが可能なのも消費者としては大変嬉しいところです。
ボトルワインは1本2,000円台から始まり最高値のものは10万円と価格差が半端ないのでギャルにワインリストを託して好きなもの飲んでいいよと大口を叩くのはくれぐれもやめておきましょう。
クロアチアのプラヴァッツマリ。ジンファンデルと遺伝子的に同じであると言われているクロアチアの古代品種とまたそれとは別のクロアチアの古代品種との自然交配で生まれたと言われています。
ブラックチェリーやカシスなどの果実を主体としながら、シナモンのようなスパイスを感じました。
肉が焼きあがるまでの間にいくつかワインのお供を注文します。
レバーパテ。最近よく見かける滑らかクリーミーなタイプのものとは違い、レバーの荒々しさを前面に感じる武骨なスタイル。
カニとアボカドのサラダ仕立て。アボカドそのものの個体が熟しきっておらず、加えてカニの身もやや少なくアボカドとのバランスもいまひとつな気がしました。
炭焼きグリルキャベツ。後輩が「これめっちゃ食べたかったんですよー」と1人でたいらげてました。君はベジタリアンか。
シーザーサラダ。スモークーしたベーコンがいいアクセントであり、美味しい。ベジタリアン(?)の彼に負けじとこちらは私が主導し完食しました。
フルーツバター。入っているのはオレンジでしょうか、濃厚なバターに対していいアクセントです。
真打ち登場。チョイスしたのはアンガス牛の肩ロース、北海道産黒牛ランプ肉、US牛タン炭焼きのトリプルコンボ。塊肉って問答無用にテンションが上がる。熟成によるものか肉質もかなり柔らかくめっちゃ旨い。
〆にはポルチーニのリゾットを。
以上、このほかに途中ビールを挟んだりと男2人で気ままに食べ飲みしてお会計はひとり8,000円強。これは素晴らしい費用対効果。前述したように大箱で、通し営業なうえ営業時間も長く懐が深いお店。カジュアルにガッツリ食べ飲みしたい時におすすめです。
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