外苑前で根強い人気を誇るビストロアミニマ。麻布台ヒルズに移転する前のフロリレージュやワインショップno.501などのすぐ近くです。
フランス語でAmiは「友達」、Minimaは「最小」をそれぞれ示し、店名のAminimaには小さなお家のような空間で、ゲストを大切なお客さまのようにもてなしたいとの思いが込められているそう。
店内はカウンター席もありますが、テーブル席が主体であり全体で20席あるかないかのコンパクトな空間。
メニュー数は店のサイズに比例している印象で、中にはハーフポーションなどもありおひとり様の利用も良さそう。たまたまなのか、この日は私を除く全ゲストが女性というハーレム状態でした。
グラスワインは1,000円以下のものがほとんどであり、白赤3種類ずつに加えこの日はロゼワインまであり、その全てがフランス産です。
ミュスカデ。爽やかなスタイルで初夏にはもってこいです。
鯖のリエット。見た目以上にサバサバしており、青魚好きの私としては嬉しい限り。
ウフマヨ。ビストロ定番のお料理ではありますが、卵自体の味わいが非常に濃い。ゆで卵2つで600円と少し割高に思いましたが食べて納得。当店は素材にこだわっている印象を受けました。
鮮魚のタルタル。この日のお魚はブリだったかな、柑橘やディルなどが相まって良い。ただ、トースト続きで少し飽きてしまった。
ロゼワイン。フランスアルザス地方で作られるピノノワールによるもの。チャーミングな果実味が印象的です。
パテドカンパーニュ。肉そのものがかなり細かく挽かれていて、やや水っぽく感じてしまいあまり好みではありませんでした。
トリッパのトマト煮込み。丁寧な下処理が施されており、ハチノスの臭みなどは一切感じず正統的な味わい。
赤ワインはローヌのシラーを。カジュアルながら黒胡椒のようなスパイシーなアロマが先の料理ともよく合います。
これを食べるために当店に訪れるという知り合いもいるくらい好評のカレーライス。ビストロでご飯物が頂けるなんてなんだか嬉しいですね。
S,M,Lとサイズを選ぶことができますが、私は欲望の赴くままLサイズを。サラッとした舌触りながらもしっかりスパイスの風味を感じます。なるほど、カレーライスを食べに行くビストロという言葉に思わず頷いてしまいます。
デザートにはプリンを。ウフマヨに用いられているものと同じく、那須ファームの卵が使われています。硬めかつ濃厚な味わいのクラシカルスタイルで私好みで味わいです。
この日はメインというよりかは、前菜をちょこちょこといったスタイルでしたがそれなりに食べ、お会計は1人8,000円弱。ハイソなレストランがひしめき合うエリアの中、気兼ねなく普段使いできるお店。加えて、絶賛高騰中のフランスワインがかなり良心的な値付けでいただくことができるワインビストロといった印象を受けたので、次回は、仲のいい友達と気になるボトルワインを見つけ出して、ダラダラ食事したいと思います。
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