オステリア デル チャオ(Osteria del Ciao)/恵比寿

恵比寿駅から目黒方面に歩いて10分強。新茶屋坂通り沿いが唯一枝分かれするあたりです。

 

 

我々は恵比寿駅西口から坂を登り当店まで辿り着いたのですが、もしやすると東口からタクシーで向かうのが3倍速くつけるのでベターかも。

「蕎麦懐石 義」や「Bar panacce」などセンスのいい飲食店が同居するビルの2階に位置します。2階にたどり着くには、脇のオートロック式の入り口から行くのですが、ご安心を。暗証番号などを入力は不要で扉を引っ張れば開くのでそのままどうぞお上がりください。


木のぬくもりをいたるところから感じる清潔感溢れる店内。確かテーブル席4つほどとカウンター4席を合わせた計20席ほどで、この手のお店にはちょうどいいサイズ感。




料理はアラカルト主体で、パスタだけでも10種類ちかくとかなりのメニュー数を誇りるのですが調理のほとんどをシェフお一人でこなしており鉄人です。



ワインはイタリアワインが中心であり、全土20州の土着品種をグラスで頂けるそうで、こちらも種類豊富。価格も900円〜1,600円と良心的。ボトルで飲む場合には、グラス価格×5.5倍にて飲むことが可能だとのこと。なんて素晴らしいお店なんでしょう。この時点で佳店であることを確認します。


まずはボトルでプロセッコを注文です。4,000円台で飲めるなんてシアワセ。


アミューズ?として黒トリュフとポルチーニのスープ。これが大変素晴らしい。香り高いトリュフと濃厚な旨味のポルチーニの共演。胃腸もほどよくあたたまりギアが一気に上がる。

テーブルチャージとかいって、冷め切った数切れのバケットとか出してるお店は今すぐ当店へ勉強しにきましょう。




本日のおすすめアンティパスト5種盛り合わせ。(写真は2名分)

これは詐欺ですね〜。どう計算しても7種類以上あります。なんてサービス精神旺盛なのでしょう。生ハムやサラミ、モッツァレラとトマトのカプレーゼ、鮮魚のカルパッチョ、野菜や魚介のフリット、ケールのサラダに、クロワッサン。これだけで泡1本がなくなってしまう。




パスタは、グアンチャーレと龍の卵の濃厚カルボナーラ。

クリームとかで伸ばすタイプではなく、卵とベーコンの脂のみでソースに仕立てるタイプで超絶濃厚。カルボナーラって塩加減を決めるのが結構難しいと思うのですが、当店のそれは完璧。

トッピングにはスライスされたトリュフもついてくるという嬉しい誤算。



グラスでワインを追加。プーリア州のシャルドネ。熟したリンゴのような果実味に樽の風味がしっかり感じられます。クリーム系の料理全般と相性が良さそう。


メインにはNZ産仔羊背肉とフレッシュハーブのグリル。火入れもバッチリ。赤身と脂のバランスが非常に良く、実に美味。

アブルッツォ州を代表する生産者のモンテプルチアーノ。赤い果実に加え、丁子やココアのような深みのある味わい。



ワイン単体はいいものの、仔羊との相性を考えるとややパワフル。これはチョイスした私の責任。

以上、前菜盛り合わせとパスタ、肉料理に2人でボトルワイン1本飲み、それぞれグラスで2杯追加してお会計は1人8,000円強。

うぉーこれは尊いお店ですね。この飲食量であれば倍近く請求されてもおかしくないくないクオリティ。

駅から10分近く歩くことを差し引いても、優良店すぎる。超絶おすすめ。賑やかなお店ではないので美味しいものが好きなオトナな2〜4人組でどうぞ。

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