荻窪北口駅前商店街にある鰻屋「川勢」。土曜日の1階は10席ちょいのカウンターでどうやら2階にも席があるそうです。土曜日の12時半ごろに到着したのですが4組ほどの並びで流石の人気店。後述しますが、当店のうなぎは調理にあまり時間を要さないため回転も良く、15分ほどで入店することができました。
ゲストの9割以上がランチを注文するので、着席と同時に「ランチ?」と聞かれますが、まずはビールをお願いし、「きも・ひれ・ばら」を注文。串をツマミに軽く飲みます。
まずはヒレ。香ばしくクリスピーなお味わい。こちらが300円弱なんて素晴らしい。
少しして、きもとばら。「きも」はいわゆるレバーとは異なり内臓系の独特な食感です。「ばら」は余った身の部分を串で合わせているのか、ブラインドで食べれば本来のウナギと遜色のない味わい。
ビールを飲み終える手前で鰻丼を注文です。当店は事前に蒸し器で火入れしているので、焼き台では香りを纏わせたり香ばしさを付与するくらいであるため仕上がりまであっという間。注文から5分ちょいで出来上がる。
おぉこれはなんとも食欲のそそられる見た目ですねぇ。ウナギ特有の脂の旨味もしっかりと感じられる個体でありながらポーションも十分にあります。そこらのスーパーで同等のウナギを購入するよりももしかしたら安いかもしれません。
以上、ビール1本に串3本とランチのうな丼をいただいてお会計は3,000円とちょっと。これはとんでもない費用対効果。都内の専門店で1,800円で鰻が頂けるのは大変貴重であり類を見ないでしょう。池袋「かぶと」のようなコーススタイルのお店もいいですが、思い立った時にサクッと立ち寄れる当店も大変に魅力的。この日は土曜ということもあってか13時頃には売り切れ店仕舞い。早めの時間を狙ってまた来よう。
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