神泉駅から歩いてすぐ、駅をおりかしわビストロばんばんとかがある通りを右に曲がったところにあります。
店内はかなりコンパクトながらうまくスペースを活用しており、20席ほどありそうな。
我々は当日に電話予約し、次のゲストの予約までの1時間30分ほどの滞在でよければということで了承を得たのち、15時半ごろにお伺いしました。
カウンターに案内されたのち、一通りのメニューについてとメイン料理はお時間をいただきますとの説明を受けました。イタリアの郷土料理をベースにしているそうで、数は思いのほか絞られていた気がします。
グラスの泡は1,200円ほど、ワインも1,200〜1,500円でいくつかご用意されているようでした。
イタリアを代表する泡、プロセッコにも用いられるグレラというブドウを主体にしたフリッツァンテ。柑橘系の華やかな香りとは裏腹にキレッキレの酸ギャップ萌え。
このところフリッツァンテに遭遇することが多くトレンドなのでしょうかねー。
私は、泡を飲みながら、メニューについてお互いに吟味、相談する時間が何より好きなのですが、我々の滞在時間が短いことにお気を遣ってくださったのか「メイン料理は調理にお時間をいただきます」と再度ご説明。
取り急ぎ、モッツァレラブラータとマスクメロンを注文。このブラータがめっちゃ美味い。後から調べたら鎌倉にある「ラッテリア べべ カマクラ」から取り寄せているものだそうで合点がいく。
熱海方面に旅行に行くと鎌倉に寄り道してはよくベベに食事をしに伺い、さらには持参したクーラーボックスにチーズを購入して帰るほどの大ファンである。そんな流れで、連れと鎌倉の思い出話に花を咲かせていると、またもやホールスタッフの女性の方から「メイン料理はお時間にかかるので」と催促されます。
アペリティフ利用で訪れていたため、終始「はい、わかりました〜」と受け流していたもののさすがに執拗すぎる
”セミリタイアでもして9時に就寝”なんて人たちとは異なり、現役バリバリ世代の我々の1日はまだまだ長く、15時台にメイン料理を食べるライフスタイルではないのです。
連れもシビれを切らしたのかこちらに目で合図を送ってくるので、滞在可能時間よりも早く切り上げて別の店に移動することに。
以上、1人3,000円ほど。ちゃんとお食事したら、ひとり1万円を切るくらいに着地しそう。
当店はメイン料理にそうとうの思い入れがあるのかもしれませんが、アラカルト注文である以上、何を食べようがある程度の自由度はゲスト側に持たせるべきだと私は考えます。
カウンター越しに働く料理人たちは寡黙で淡々と調理していただけに、彼らの料理をいただけなかったのが誠に残念デス。
コメント