IL BARROND’ORO(イル・バロンドーロ)/恵比寿

イタリアン

恵比寿駅から歩くこと7分ほど。恵比寿駅東口の五叉路から「バー マーサ」や「親鶏中華そば 綾川」とかがある通りを進んでいくと程なくして店前に辿り着きます。

岩田正記シェフは、恵比寿の人気イタリアン「IL BOCCALONE」にて13年間も料理長として腕を振い、満を持して当店を独立開業。

店名にもあるバロンドーロはサッカー年間最優秀賞選手に授与される賞のことをおそらく指しており、店内のテレビにはサッカーのライブ中継が流れているこの手のイタリアンとして珍しい仕様。

座席配置は、クロスが敷かれたテーブル席が主体のほかカウンターが4つほどあり、加えて軒先のテラス席と入口すぐのバーカウンターのような座席などが多種多様。我々は入口付近のバーカウンターの席に案内されましたのですが、後から入店する予約客の通行につき幾度か食事の手を止めなければならない瞬間があり、大切なゲストと食事する際は奥のテーブル席をリクエストすることをお勧めします。

料理はアラカルトにつき気になるものをピックアップ。グランドメニューのほかその日のオススメのメニューなども含めるとかなりのメニュー数にも関わらず、全ゲスト分ほぼシェフお一人で調理されていらっしゃいました。凄すぎる。

ワインはグラスで1,000円前後、ボトルのプロセッコも5,000円きる酒飲みにはありがたい価格設定であり、料理に合わせてグラスで飲み進めることにしました。


乾杯にはグラスでフランチャコルタを。リンゴやパイナップルなどの果実に加えて、ミネラルや塩味などをほのかに感じるスタイルです。悪くはないものの、連れが飲んでいたグラスのプロセッコの倍近くと考えるとなんだか割高に感じてしまう。ものの値付けって難しい。


生シラウオの冷製。こちらはフレッシュで磯の風味すら感じるシラウオをシンプルにレモンとオリーブオイルで頂きます。都内ではなかなかお目にかかれない食材だけあって嬉しい。


リコッタとポルチーニのパイ包み。コッテリとしたパイの味覚に、トマトがアクセントになった酸味のあるソースが好相性、取り分けてサーヴしてくれるのも嬉しいポイント。


グラスでカンパーニャのロゼワイン。ピエディロッソという品種で造られたものらしく、フレッシュな赤いベリーや白い花、ミネラル。



連れは北イタリア、ヴァッレダオスタのシャルドネを。涼しい地域なのか綺麗な酸が特徴的であるものの、樽由来のふくよかで香ばしいアロマを感じます。先のパイ包みとの相性はこちらに軍配。ホストである私よりもレディを優先してくれる当店のソムリエとは気が合いそう。



猪のラグー  リガトーニ。煮込まれているものの猪らしい野生味の感じるソースにも負けないリガトーニの存在感。


こちらにはトスカーナのサンジョヴェーゼ。実にイタリア料理らしい合わせ方で好き。



イカスミのリゾット。当店のスペシャリテでもあるサフランを用いた黄金のリゾットと悩みましたが、連れのリクエストでこちらを。お歯黒になる心配よりも欲望のまま好きな料理を頼む姿に思わず心の中でニッコリ。食に糸目をつけないゲストとの食事は楽しいものである。



エミリアロマーニャ州のマルヴァジア。華やかでほのかに甘みを感じるワイン。



この日はややをなぜかメインを頂かず、パスタとリゾットの炭水化物2部構成。グラスで3杯ほど飲みお会計は1人8千円強。料理はどれも安定感がありながらも豊富なラインナップで選ぶのが非常に楽しくワインの値付けも良心的で好みのお店。ただ前述した通り、案内された席があまりゆったりできなかったのと混雑時は2時間半の時間制限付きというのがネック。

次回は、腰を据えてワイン好きの同士と奥のえテーブル席で心ゆくまで食事したいなー。客層も良かったしまた改めてお邪魔してみよーっと。デートでの店選びに迷う男子よ、恵比寿での初デートにはもってこいのお店だぞ。

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