KATSUプリポー/西武新宿

とんかつ

歌舞伎町ど真ん中のビル2階に位置するトンカツ屋「KATSU プリポー」。当店は、東新宿「東京肉しゃぶ家」によるプロデュースで、サムギョプサルを和風に提供する「PRETTY PORK FACTORY」と一緒に2業態を同じハコにて運営するなんとも珍しいスタイルです。

店内は、思っていたよりも広く、60席近くはありそうで奥には半個室のような座席もありました。シックで落ち着いた内装でもあるのでちょっとしたデートなんかで訪れても悪くないかもしれません。

この日は、直前にギリギリ空いていたネットから滑り込みで席予約をしたのですが、遅い時間ということもあってかゲストは店内の3割ほどしかいませんでした。ネットの予約が空いていなくても直接店舗に架電すれば意外とすんなり入れてしまうかもしれません。

店主の高忠伸氏によって全国150種以上の銘柄豚を試食したうち12〜13種しか使用しないという厳しい選定が特長。メニュー4,000円弱から始まり中には1万のものもあります。この手のお店としてはかなり高めの値段設定でしょう。

また生ビールが700円ほど、グラスワインが1,000円弱から取り扱いがあったりとドリンクの値付けが良心的。我々は生ビールで乾杯したのち、ボトルでワインを1本注文しました。

イタリアシチリアのグリッロ。すこしトロピカルさすら感じる肉厚な果実味が口いっぱいに広がります。

トンカツは低温で調理するとのことで待ち時間に漬け物が提供されるのですが、野菜の味わいがしっかりとしており結構うまい。酒のつまみとしても十分。

アラカルトで冷やしトマト。日々のリコピン不足を解消できます。

30分ほどして到着。岩中豚のロースを14日ほど熟成させたもの。脂身の旨みはもちろんのこと熟成によるものかに火入れによるものかわかりませんがしっとりとした肉質がベリーグッド。

南国スイートのヒレ。うわーめっちゃ柔らかい。後で調べてみると飼料にパイナップルを用いているらしく、パイナップルの酵素であるブロメラインが肉質に影響しているとのこと。

なんとお米は滋賀を代表する雲井窯で炊き上げたミルキークイーン。その名に恥じぬ味わいで、ちゃんとした和食店に匹敵する美味しさで、〆にはトッピングの海苔と別添えの出汁を合わせて茶漬け風にもイケるそうですが、酒ばかり飲み食べ損ね。

以上、ビールやらサワーやらを含めると手頃なボトルワインをひとり1本弱飲み、この日のお会計は9,000円ほど。

はじめは「トンカツ定食が4,000円〜」なんて高すぎると構えていましたが、トンカツ自体のクオリティはもちろんご飯や漬物などの品質の高さや、ボックス席でゆったり過ごせることを考えればかなりアリなディール。

てか、このクオリティのトンカツ屋はたいてい行列を乗り越えなきゃいけないのですが、予約できるのがマジ有り難い。お昼のソロランチはもちろん、腰を据えたトンカツ飲みもでき、このエリアでは大変優れたお店。次回は最近できたそうな原宿のお店にもお邪魔してみようと思います。

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