ルグラン フィーユ エ フィス東京/広尾

日比谷線広尾駅4番出口すぐのワインショップ。こちらは以前はひらまつグループが運営する「カフェ ミケランジェロ」があった場所であり、ほんの少し面影を残しつつも2022年10月ワインショップとしてリニューアル。

「ルグラン フィーユ エ フィス」は1880年にパリで創業された老舗のワインショップでありフランスでも屈指の歴史を誇ります。また生産者から直接ワインを仕入れて売った最初のワイン商でもあるらしい。

当店は、海外初の旗艦店であり本店のエスプリを引き継ぎながらフランスワイン約500種を取り扱ってらっしゃいます。

メインフロアには思いのほか、日常にも取り入れられるようなお手頃な価格帯のワインも多数陳列しており面白く、地下のワインセラーは素晴らしい生産者のワインが並んでおり、どちらもフランスワイン好きとしては見ているだけで心躍る。

この日は、少し時間にゆとりがあったのでティスティングを。

さすがフランスの老舗ワイン商とだけあってグラスワインのラインナップも素晴らしい。シャンパーニュ2種に白赤4種ずつ、さらにはブルゴーニュを中心としたプレミアムレンジまで多数。アイルランド出身のショーン店長オススメワインというのもあり1杯3,000円〜5,000円と絶対額は高いもののラインナップは大変興味深いものでした。

ワインだけでなくチーズやオリーブ、さらにはシャルキュトリ専門の「メッツゲライ・ササキ」のパテカンなども食べれるそう。

注文したワインはピエール ガイヤールのコンドリュー。小売希望価格10,000円近くするようなクラスのワインが気軽にグラスでいただけるのは大変貴重。

コンドリューってヴィオニエを専門とするAOCではトップだと個人的に思っているのですが、こちらも大変好みの味わい。凝縮感とアロマティックさに溢れており、香水や芳香剤のよう。延々と嗅いでられる。樽発酵しているのかヨーグルトっぽい乳酸感も。

この日はサクッと移動してしまったのですが、昼下がりにシャンパーニュと軽いツマミみたいな使い方やディナー前のアペロに最適だと思う。

まだ知らない生産者のワインが多数あったので、ワイン会に向けて今度は調達しにこよーっと。あ、生産者来日のティスティングセミナーなども大変興味深い。

素晴らしいワインショップ。おすすめです。