ホルモン コウ/荻窪

焼肉

同じ杉並区内である高円寺や阿佐ヶ谷には名店がいくつか集結しているのに、なぜか焼肉不毛地帯荻窪。

そんな状況を打破するかの如く2022年にオープンした「ホルモン コウ」。アクセスは北口より徒歩30秒、赤い螺旋階段が目印の興和ビル2階です。

オーナーは赤坂の焼肉店で8年間修行したのち独立。

店内は思っていたよりも広くカウンターも含めると40名強の収容が可能。テーブルごとの席感覚は必要十分といったところであり、内緒話をするには不向きかもしれません。

メニューは黒毛和牛のタンや和牛の上ハラミが2,400円、それよりワンランク上のものは一皿3,000円を超えてきます。この立地にしては絶対額が高いと感じるかもしれませんが質を考えれば納得の値付け。

遅い時間の入店につき、数量限定の黒毛和牛のタンは売り切れ。ビールとチャンジャをツマミながらこの日の方向性についてツレと議論を交わします。

たまには、リーズナブルなワインをガブガブを飲むのも良いよねってことで、一番安価な赤ワインを注文し、それに合わせてタレ系のお肉を中心にいくつか注文。

オーストラリアのシラーズに白ブドウであるヴィオニエを少し加えたもの。タレの味わいにはもちろんのこと肉を咀嚼し、それをタンニンで受け止めるのには十分なクオリティ。

とはいってもまずはタン塩。それなりのカットのものが6枚ほど。いい意味で普通に美味しく、原価高騰の中、企業努力。ただやっぱり黒毛和牛のソレをタベタカッタ。

浅漬けキムチ。ほんとに浅漬けでシャキシャキとした食感。

上ハラミ。当初は極ハラミにしようと思っていたのですが、塩で食べることをオススメされたため、あえて上ハラミをタレで。素晴らしい肉質に加えて旨味のジュースが口いっぱいに広がります。

炙りロース。炙りと付くぐらいだから薄いカットなのかと思っていましたが結構厚く嬉しい誤算。本日一番のお皿でした。

ホルモン盛り合わせ7種。こちらもタレで。シマチョウやミノサンド、ボイルしたハチノスなどたくさん盛られているのですが、これをスラスラ説明できるアルバイトスタッフに感心してしまいました。

先のロースの方がインパクトがありましたが、こちらの盛り合わせも満足度が高く、特にシマチョウが好み。

以上、2人でボトルワインを1本、ビールやハイボールなどを2杯ずつくらい飲み、お会計はひとり8,000円弱。肉自体のクオリティはもちろんのこと、オーナー自ら接客に徹している感じとかも好きでした。予約も取りやすいのもいい。

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